著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【肺がん検診】発見は1万人に3人…低線量肺がんCT検査の希望者が増えている

公開日: 更新日:

 では検診で、実際にどのくらい肺がんが見つかるのでしょうか。日本医師会の「データで見るがん検診」というサイトに平成28(2016)年度のデータがまとめられています。それによれば、肺がん検診受診者1万人に対して、要精密検査となった人が160人、最終的に肺がんと診断された人が3人となっています。

 ところが、肺がん患者は大腸がんに次いで2番目に多いのです。対策型のがん検診では早期発見できないものがかなり多いということでしょう。

 そのため、任意型のCTを用いた肺がん検診を行う病院が増えてきています。「低線量肺がんCT検査」と呼ばれるもので、通常のCT検査と比べて被ばく量は10分の1で済みます。料金の相場は1万5000円程度です。

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