著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【セリ】解毒効果が高く体内の老廃物を追い出す作用に優れる

公開日: 更新日:

 現代人は、豊かな食事でえてして「補い過ぎ」。体に毒素や老廃物などの“ゴミ”を溜め込みがちなのです。そうなると、体調不良や肌荒れ、吹き出もの、太りやすくなる、ダイエットをしてもなかなか体重が減らない……などトラブルが続出します。美しく健康な身体づくりのために、排出力アップによい食材を取り入れて「歩く人間ゴミ箱」状態から脱却を図りましょう。

 おすすめは、セリ。七草がゆにも使われるセリは、解毒効果が高く体内の老廃物を追い出す作用に優れています。利尿作用も高くむくみを改善、血液を浄化して身体をリセットする働きがあるのです。また、身体の余分な熱を冷ましてイライラを鎮めたり、目の充血、吹き出物の改善効果も大。血圧降下にも役立ちます。

 今の時期であれば、鍋に入れていただくのが手軽な使い方。また、独特のほろ苦い風味は、洋風の料理に使っても美味しくいただけます。ベーコンと炒めたり、刻んで卵と合わせ、スクランブルエッグにするのもおすすめ。定期的に多彩な調理法で取り入れて、身体のリフレッシュを図りましょう。


 セリの老廃物排出効果を高めるには、同様の効能があるシジミ、アサリ、ホタテ、黒きくらげ、味噌などと組み合わせるとよいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由