著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ゴボウ】「肺」の熱を冷まして鼻トラブルに威力を発揮

公開日: 更新日:

 鼻が詰まる。鼻をかんでもかみきれずにスッキリしない……。シニアに多い傾向がある「副鼻腔炎」。鼻腔の周りにある空洞で、内側の粘膜は鼻の中の粘膜とつながっている「副鼻腔」に炎症が広がる病気です。風邪インフルエンザ菌、肺炎球菌、ブドウ球菌などが副鼻腔に感染して引き起こされます。

 症状が強くなると、鼻詰まり、膿んだ黄色い鼻汁が出る、鼻汁が喉のほうに垂れてネバネバする「後鼻漏」がみられます。また、頭痛や頭重感、頬や目や額などに痛みが現れることもあります。悪化すると高熱が出たり、視力低下、嗅覚障害といった症状が起きることもあるのです。

 副鼻腔炎は 新型コロナウイルス感染後に引き起こされたり、悪化するケースもあります。さらに花粉症と併発することも多いため、とくにこの時期は要注意!

 「そのうち治るだろう」と放置すると、鼻の不調だけでなく、集中力の低下や不眠といった生活の質を下げる大きな原因になってしまいます。早めに食事も見直して対策を講じましょう。

 中医学において、鼻のトラブルは「肺」と呼ばれる臓器と関係が深いと考えます。肺の機能が弱まり「邪気」と呼ばれるウイルスや細菌が侵入することによって、症状が現れます。改善のためには肺の炎症を鎮める食材を取り入れることが大切です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ