年間22万人が摂食障害で受診…急増する「過食症」は薬で改善できる

公開日: 更新日:

 毎日体重計に乗る習慣、パートナーや周囲からかけられた体形に関する心ない言葉、厳格な体重管理が求められるバレエダンサーやモデルといった職業に就いているなど、過食症に陥るきっかけはさまざまだ。10代で発症しやすい拒食症と違い20代で発症しやすく、男性よりも女性に20倍多い。

■食べて吐いてを繰り返し…

 ある30歳の女性は、大学生の頃、学園祭のミスコンに出場しようと夕食を抜くダイエットを開始。1カ月で5キロの減量に成功したがその反動から過食に走り、多い日では1日2、3回、食べては吐く生活に。頭の中は常に食べることで埋め尽くされ、帰宅途中は毎日欠かさずコンビニに立ち寄り、菓子パンを10個以上、胃に詰め込んだ。そんな生活が10年以上続いた頃、たまたま受けた歯科検診で歯が溶けていることを指摘され、歯科医師の勧めでメンタルクリニックを受診した。

「診察では、過食が始まった時期と自己嘔吐の頻度を聞きます。中でも過食症の方に共通しているのが、食べ物、主に炭水化物をコンビニで調達している点です。当院を受診される患者さんを見ると、1回の過食につき平均2000~3000円分購入している傾向があるので、診断の重要な指標のひとつになっています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」