職場で私を待ってくれている人たちの存在が心の支えになっている

公開日: 更新日:

 あるアート展に出品した版画のタイトルは「雪中花」。人知れず群れなして咲いていた小さな日本水仙を一気に彫りました。心象風景です。主治医に勧められ出品し、審査員賞に入ったのですが、一番喜んでくれたのは主治医でした。そして、県外に住む妹も。

 私にとってはこの作品を通じて、他の自己免疫疾患の方たちと出会えたこと、形にできない痛苦、思いをアート作品として自己表現された彼らの作品、そしてご本人に出会えたこと。そして、このアート展に出品をするにあたり、闘病時の思いを改めてまとめることができたのは、かけがえのないことでした。

 授賞式の日、優秀賞を受賞された小学校5年生の女の子との出会いがありました。私と同じ若年性リウマチ(小児リウマチ)で、その顔の表情から痛みと共に懸命に生活されている姿が想像できました。

 学校での移動が心配で尋ねましたら、エレベーターのある学校に転校されたとのこと。それだけで学校生活は変わってきます。「お応援しています!」とエールを送り会場を後にしました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末