入院経験から「いろんな人が受け入れられるような社会にしたい」
中島早希さん(12歳)=潰瘍性大腸炎
小学3年生の6月か、7月ごろです。顔色が悪く、お腹が痛くなることが増え、おかしいなと感じていました。本人に聞くと、立ち上がったらクラクラしたり、遊んでいる時にフラーッとすることがあるという。顔色の悪さが見るからにひどく、唇が青くなり、トマトケチャップのような血便が出てきたので、これは大変だと、自宅近くの消化器クリニックを受診しました。
最初は整腸剤を5日分ほど処方され、様子を見ていたのですが、血便が止まらない。最終的に(地元の)大牟田市立病院に久留米大病院の消化器専門の先生が来るというので、紹介状を書いてもらい受診。入院して大腸カメラを受け、潰瘍性大腸炎という診断がおりました。検査入院という形でしたが、主治医の先生は大体どういう病気か予想がついていた様子。大腸カメラで確実な病名が判明し、ステロイドの点滴治療と、潰瘍性大腸炎の薬ペンタサの服用が始まり、2週間後に退院となりました。
今は2週間に1回の自己注射と、内服薬でコントロールしています。自己注射は入院中に何度か練習をし、痛みは思ったほどではなく、打つのが楽しいということもあるようです。