著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

日本の薬は大丈夫か?(2)漢方薬はジェネリック以上の供給不安

公開日: 更新日:

 農水省は国内の生薬栽培を増やそうとしていますが、生産農家は減少傾向です。国産生薬は、主に漢方薬メーカーからの委託栽培です。企業から提供される苗を育てるのが農家の仕事で、できたものはすべてメーカーが買い上げます。

 しかし最終的な薬価が決まっているため、質のいいものを作っても、買い上げ価格には上限があります。また薬草の多くは収穫までに2年以上を要します。すぐには現金収入に結びつかないことなどから、若い農家の参入は少なく、高齢化が進んでいます。

 このままではジェネリック以上に供給不安が続くことは明らかですが、われわれとしては、手をこまねいて推移を見守るしかありません。 =つづく

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