ジェネリックのさらなる拡大で名称が似通った薬が増えてくる
また、ジェネリック医薬品がどんどん市場に出てくると、名称が類似した医薬品の組み合わせも増えてきます。たとえば、エスゾピクロン、エスタゾラム、エチゾラム……いずれも不眠症などに用いる医薬品ですが、成分はまったく異なる医薬品です。他にも、抗不安薬であるクロチアゼパムと、抗てんかん薬であるクロナゼパムなども名称が類似しています。
このような組み合わせは山ほどあります。そのため、薬剤師は薬の棚に注意を喚起する札を貼ったり、類似名称は採用しないなど、日常的に取り間違いを起こさないようさまざまな取り組みを行っているのです。