わが子の「靴」を選ぶ…注意すべきポイントは?
前回、外反母趾や巻き爪などの足病を予防するには、小児期からの対策が必要不可欠であるとお伝えしました。今回は、その具体的な方法についてお話しします。
小児期は足の成長スピードが非常に速く、1年に約1センチ伸びるといわれています。一般的に1年に2回買い替える必要があり、わが子の足の成長に合わせた靴選びが重要です。
靴を購入する際は、必ず子供を連れて行きましょう。足のサイズを計測してもらう場合には、裸足で立った状態で行い、靴下を履いていたら靴下の中で指が丸まっていないか確認してください。試し履きするときはファスナーや紐で足を十分に固定して、かかとが抜けていないか注意し、つま先立ちをして足の指の関節と靴の曲がる位置が合っているかチェックしましょう。
また、歩行時は足底のアーチが伸びて足の実寸が5ミリ~1センチ程度、伸長します。つま先に余裕がないと、歩く際に足趾が当たって爪や足の指を痛めやすい。可能であれば、インソールを取り出してその上に立った状態で足を乗せ、実寸よりも5ミリ~1センチ余る靴を選ぶのが理想です。