米軍の方法を改良した「5・5・5呼吸法」はなぜ細胞呼吸を活性化するのか

公開日: 更新日:

「つまり、血管やリンパ管の正常な働きや効率的な細胞呼吸により内部環境はきれいに保たれている。もし、これらのバランスが崩れて内部環境が劣化すれば、体調が悪くなり、病気になります」

 内部環境のコントロールで大きな役割を担っているのが毛細血管、自律神経、ホルモンだ。それぞれが密接に関わっていて、どれかひとつに支障が出れば、ほかの2つにも影響を及ぼす。逆に言えば、ひとつでも改善できれば、ほかの2つにも良い変化をもたらせる。

「呼吸は本来、自分の意思ではコントロールできない自律神経に、自らの意思でアプローチできる唯一の方法なのです」

 呼吸は栄養素の体内合成にも関係することを忘れてはいけない。ビタミンDやコレステロール、ビタミンK、必須アミノ酸を除くアミノ酸は食事による摂取以上に体内で合成されることが多い。それも正しい呼吸で内部環境が整い、細胞呼吸が効率良く行えてこそだ。

健康になりたい」からといってお金をかけてジムに通ったり、健康食品を購入したりする前に、正しい呼吸法を学ぶことが先決だ。 (つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?