配食、見守り、ごみ出し支援…高齢者向け行政サービスを活用しよう
離れて暮らす高齢の親の心配を始めると、あれもこれもとキリがなくなる。かといって頻繁に様子を見に行くこともできない。
日常生活に危険がないか、急な体調変化にどう対応するか、自動車や自転車の運転が安全にできているのか--心配のタネはつきない。遠隔で何か役に立つことはできないかと悩んでいる人は多いだろう。
そういう時はまず、親の住む地域でどのような行政サービスがあるか調べてみることを勧めたい。今の時代ならネット環境さえあればほとんどの情報が手に入るからだ。検索キーワードは「市町村名、高齢者、行政サービス」あたりでいいだろう。すると筆者の親の住まいだと次のようなサービスが紹介されていた。
・配食サービス 栄養バランスのとれた夕食を自宅に届けるとともに安否確認を行う。1食400円。
・緊急通報システム 救助が必要な時など、ボタン一つで市が委託する事業者につながる機器の設置。1カ月500円。
・見守り安心GPS貸与 認知症などによる高齢者のひとり歩きに対し、家族がパソコンなどの端末から居場所を調べることができる探知機の貸し出し。1カ月500円。