連休中に注意したい「4つの健康リスク」…楽しさで気が緩みがち
■ペットボトル症候群にも注意
熱中症対策として水分補給は重要だが、「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性糖尿病にも注意が必要だという。
スポーツドリンクや清涼飲料水を大量に摂取すると、血糖値の急激な変動が生じ、著しい高血糖を引き起こすことがある。
「糖分の過剰摂取が続くと、インスリンの作用が低下し、脂肪を分解してエネルギーを作り始めます。その際に発生するケトン体が増えすぎると、血液が酸性に傾く『ケトアシドーシス』となり、意識障害を引き起こすこともあります」
また、連休中は普段と生活リズムが異なるため、インスリン注射や大事な内服を忘れたりしやすい。
とくにインスリン注射の打ち忘れや注射時間の遅れは、血糖コントロールを乱し、良好なコントロールが難しくなる。
「高齢の糖尿病患者がいる場合は、周囲が気を配る必要がある」と辛院長は言う。
糖尿病患者や予備群の人は、連休中の生活リズムを意識し、食事・運動・水分補給を適切に行うことが大切。連休明けに体調不良を招かないよう、健康的な過ごし方を心がけることだ。