食品に含まれる「見えない糖質」に気をつけろ…糖尿病や肥満の原因に
例えば清涼飲料水、乳酸菌飲料、乳製品、調味料、酒類、パン類、菓子類・冷菓、佃煮・漬物、缶詰・ジャム糖などにも入っている。
「ダイエットや血糖値を気にする人のなかには、『ごはんやパンの量を減らしたが、これらの食品に含まれる異性化液糖には注意していなかった』『健康に良いものとして毎日取り続けていた』という人も多いはず。しかし、健康を考えるのなら、異性化液糖の有無は気を配るべきです」
ただし、果糖ブドウ糖液糖などの異性化液糖はスーパーなどで売られているほぼすべての加工食品に含まれている。これを完全にシャットアウトしようとすると、食べるものがなくなる恐れがある。
「ですから、糖尿病やその予備群の人はやめるのではなく、減らすことを考えることが大切です。その量を考えながら、ご飯やパンの摂取量を調節するように努めましょう」
果糖ブドウ糖液糖が含まれているかどうかは、食品表示ラベルを見ればわかる。「果糖ブドウ糖液糖」「ブドウ糖果糖液糖」と書かれていれば異性化液糖が入っていると判断できる。食品を購入する際は、価格だけでなく食品表示もチェックすることだ。