今や外食ランチは平均1200円超の“高嶺の花”に…昼抜き「欠食サラリーマン」が増殖中?

公開日: 更新日:

■半数が自炊か弁当持参

 実際、前出の実態調査では、ランチの食べ方のトップは「自炊、または家族等が作った食事」の31%。2位が「小売店や飲食店で購入した食事」の20%、3位が「自分、または家族等が作った弁当」の19%、4位が「社食、学食」の8.5%、「外食店内での食事」は5位で7.8%。半数が自炊か弁当持参だ。

「それどころか最近は、弁当を作って持っていくのも面倒だし、外食ランチはバカ高いから、出勤する時は『時間とお金の無駄だから、お昼は食べずにさっさと帰る』という“昼抜き派”も結構いるなんて話を、ちらほら耳にします」(前出の生活情報誌編集者)

 午後から仕事になるのか心配になるが、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏も「私もランチで1500円とか贅沢をした日は、ほとんど夕食を取らないこともありますし」と、こう続ける。

「この物価高で、お弁当を作るにしてもワンコインで収まるかどうか。定番のプチトマトとか冷凍食品だって高い。夏のお弁当は食中毒のリスクもありますし、かといってランチにお金をかけていられない。限られた食費の中で帳尻を合わせるために、お昼を抜くという人が増えたとしても、さほど驚きません」

 日本の経済を支えるサラリーマンがそれで、この国は大丈夫か?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  2. 2

    小室圭さん騒動時を彷彿させる宮内庁長官の“ズレ”…まずは悠仁さま世代の受験生が納得する丁寧な説明を

  3. 3

    兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ

  4. 4

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末

  5. 5

    教団とズブズブ自民党・萩生田光一ついに落選危機…最強刺客“統一教会キラー”が東京24区に参戦

  1. 6

    石破茂総理誕生で「愛子天皇」前進か…国民の9割が賛成も女系天皇の皇位継承に大反対の壁

  2. 7

    悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?

  3. 8

    石川県・馳浩知事は危機感ゼロ! 能登豪雨災害でやっと珠洲市視察もKY能天気コメント

  4. 9

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  5. 10

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ

  3. 3

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  1. 6

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  2. 7

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  3. 8

    堂本剛、松本潤、中山優馬…そして「HiHi Jets」髙橋優斗の退所でファンが迎えるジャニーズの終焉

  4. 9

    「光る君へ」一条天皇→「無能の鷹」ひ弱見え男子…塩野瑛久は柄本佑を超える“色っぽい男”になれる逸材

  5. 10

    虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る