田母神俊雄氏がブチ上げた都知事選の意外な争点…新築住宅ソーラーパネル設置義務化に疑問
この人もか──。意外な争点を口にしたのが、保守票を小池都知事から奪いそうな田母神俊雄・元航空幕僚長(75)だ。
18日の事務所開きでは、神棚を設置し、靖国神社から神主を招いて、ゴリゴリの神道式でおはらい。その後、報道陣から8年間の小池都政について問われると「よく頑張っているとは思いますが……」と前置きしたうえで、こう話した。
「最近はどうも理解できないことがあります。特に、神宮外苑の再開発です。都民にとってとても神聖なものなのに、開発のためになくしてしまうのですかと」
来年4月から都内の新築住宅でソーラーパネルの設置が義務化されることにも疑問を呈した。
「住宅価格が上がってしまい、その分、都民に跳ね返ってくる。そもそも、最近は自然が見えなくなるくらい多くのソーラーパネルが設置され、日本に古くからある緑の景観を損なっています」
今回の都知事選では、神宮外苑や葛西臨海水族園の樹木伐採など、環境保全に対する考え方も問われている。田母神は小池が掲げる「エコ」を争点化する考えを示した。
もっとも「ソーラーパネルの90%が中国製。義務化しても中国が儲かるだけなので、小池さんは誰かに動かされているのではないか」と嫌中アピールも忘れなかった。