にっちもさっちもいかない「2つの米」問題…全部、トランプが悪いのか
そんななかシニアはどう振る舞えばよいのか?
“2つの米(アメリカとコメ)”に完全にヤラれており、にっちもさっちもいかない。保有している銘柄は下がり、物価は上がりつづける。なけなしのお小遣いも細るばかりである。全部、トランプが悪いのか--。
いわゆる“オールドメディア”は「トランプ憎し」の大合唱だ。先の大統領選でハリスが負けたことを悔しがっており、「トランプさえいなくなれば、世の中が良くなる。よくも世界をハチャメチャにしてくれたな」と言い張っている。
確かに株価や物価だけを見ればそうだが、それは本当に正しいのだろうか。
経験豊富なシニアならば、もう一度、冷静に考えてみる必要がありそうだ。
たとえ株で負けても生活が苦しくなっても、決して他人のせいにしてはいけない。特に海の向こう側の大統領のせいにするのは、もってのほか。だったら自分の国の政治に対して、その思いの丈をぶつけるべきではないか。
場合によっては、夏に衆参同日選挙があるかもしれない。ここで「自分の票」を投じ、現状を打破するのだ。ここに願いを「コメ」るのである。