衆院3補選で立憲「全勝」あるか?すべてで公認候補擁立、情勢調査で優勢もネックは詰めの甘さ

公開日: 更新日:

「立憲の全勝はあり得るとみています。そうなったらインパクトは大きい。補選は自民VS非自民の戦い。野党は政党がたくさんあり過ぎて、これまで有権者はどこを選べばいいのかわからない状態だった。立憲が全勝すれば、自民に代わる選択肢として浮上し、存在感が増す」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

■インパクト大だが…

 ただ、投票日まで10日以上あり、情勢は動く。東京15区は、日本維新の会も候補を擁立したし、かつて立憲に所属していた須藤元気・前参院議員も鞍替え出馬した。

「須藤さんと一本化の調整ができなかったのは失敗。票が分散する」(立憲関係者)

 作家の乙武洋匡氏を全面支援する小池都知事は学歴詐称疑惑再燃でむしろシャカリキだ。2人の知名度で最後に議席をさらわれかねない。

 島根にしても、圧倒的保守王国である。自民が本気でテコ入れしたら、どうなるかわからない。

「立憲は油断大敵。自民党は勝利への執着が強く、いざとなったら何でもアリ。シタタカです。島根では、動いていないと言われている細田前議長の後援会への働きかけを強めるかもしれません」(鈴木哲夫氏)

 過去の選挙を見ても、立憲は最後の詰めが甘い。余裕をかましていると、足をすくわれる。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末