自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合
電子版「NEWSポストセブン」が先行配信した16日、太田氏は「一切ない」と買収疑惑を否定。太田氏の代理人弁護士は「ご連絡」(16日付)と題した文書を報道各社に送付して〈資金提供を申し入れた等の記載は、いずれも事実無根〉〈政治活動を妨害する目的で意図的に虚偽の事実を捏造したものと推測〉などと主張し、〈何卒適正なご対応を〉と訴えた。いわば「警告」だ。
「府連は弱体化、太田氏は悪評ふんぷんで大阪自民はグチャグチャ。公認をもぎ取ろうとする太田氏と阻止したい多数派の泥仕合をあえて表に出し、決着をつけようとの魂胆です」(与党関係者)
■「現職優先」で発表を待つのみだったのに
昨秋の衆院選では、日本維新の会が府内19選挙区を総取り。選挙に弱い太田氏を再び参院選に立てれば議席を失う可能性があるため、府連会長の青山繁晴参院議員が11日、新人擁立を模索していると発表。すると12日、石破首相ら執行部は「現職優先」を理由に太田公認を決め、発表を待つのみのタイミングで噴き出した疑惑だ。強行突破というわけにはいくまい。