医師は完治明言も 初白星の稀勢の里に「相撲勘鈍い」の声

公開日: 更新日:

「ケガが治っているのならば、左という武器を生かした相撲を見せてくれよ、と言いたいですね」

 失望感もあらわにこう話すのは、相撲評論家の中澤潔氏だ。

 初日は何もできずに御嶽海に寄り切られた横綱稀勢の里(31)。10日(2日目)は勝つには勝ったが、初顔合わせの貴景勝に苦戦を強いられた。

 立ち合いから突っ張りをしかける20歳の貴景勝に応戦するも、明らかに押された。最後は単調なリズムで前に出てくる相手をなんとか突き落としたが、問題は初日も使えずじまいだった左差しを、この日も使わなかったことだ。

 この対戦前、向正面で中継の解説を務めた西岩親方(元関脇若の里)は弟弟子の稀勢の里について、「左腕のケガはほとんど治っている。ケガをする前の状態に近いくらい」と話していた。11日発売の週刊誌「FLASH」でも、稀勢の里の主治医が「胸と腕の怪我は完治しています」「稀勢の里の回復力は驚異的な早さです。(中略)今場所についてはまったく心配していません」と証言している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 7

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    西内まりや巨額金銭トラブル 借金の中身と“返済ウルトラC”

  5. 10

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か