ブラジル代表ネイマール 個人技に走っても不満は出ない
ネイマールの能力を誰よりも実感しているチームメートは、たとえネイマールが個人技に走ったとしても、不平不満を漏らすことはないだろう。
唯一の不安材料は、右足中足骨を骨折した2月から実戦から離れていること。どこまでコンディションが回復するか、注意深く見守りたい。
■泣きどころ
ブラジル代表でも、ピッチ内外で「ムードメーカー」が、非常に重要な役割を果たしている。
試合前後、移動中など盛り上げ役を務めていたのが、代表105試合出場のベテラン右SBダニエウ・アウベス(35)。
バルセロナ、ユベントス、そして17―18年シーズンからプレーしているパリSGと名門クラブで存在感を示し、18年ロシアW杯メンバー入りも予想されていた。
しかしブラジル代表のチッチ監督が、14日に発表した本大会メンバー23人にアウベスの名前はなかった。8日のフランス杯決勝で右ヒザの靱帯を損傷。全治6カ月の診断でW杯が絶望となったからだ。