甲子園ドラフト候補「行きたい球団」「行きたくない球団」

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「長い目で見てくれる球団がいいですね」

 一方、行きたくない球団として最も多かったのが、甲子園を本拠地とする阪神だった。ある関東の高校の内野手は、「甲子園は素晴らしい球場ですが……」と、こう話す。

「ニュースで藤浪(晋太郎)さんが結構、ヤジを浴びていると読みました。お客さんが騒がしくてキツそうですよね……(苦笑い)。関東出身だし、関西の雰囲気に溶け込めるかどうかも心配です」

 地元・関西でもこんな声が。

「ウチの監督さんから、『育成がうまくないし、球団の育成方針に一貫性がない。人間関係も複雑だから、あそこだけはやめておけ』と言われました(笑い)。高卒の野手のレギュラーがいないのも不安です」(近畿の出場校の外野手)

 近江(滋賀)のエース・林優樹が「京都出身で昔から阪神ファンです。お父さんが好きで、小さいころからサンテレビの中継をずっと見てました。鳥谷さんがかっこいいです」と話したのが救いか。

 セの首位を走る巨人はどうか。花咲徳栄(埼玉)の遊撃手・韮沢雄也が「家族が巨人ファンで、小さいころによく東京ドームに行ってました。小笠原、ラミレスが中軸のころ? はい。とても強いチームだなと思いながら、応援していました。もし巨人に指名されたら? 家族が喜ぶと思います」と笑顔で話す一方で、こんな意見も。

「打てなかったらすぐにクビになったり、トレードに出されたりというのがあるじゃないですか。高校から入って、捕手というポジションですぐにレギュラーになっている方は少ない。できるだけ長い目で見てくれそうな球団がいいですね」(東日本の出場校の捕手)

「起用を見ていると、何か裏がありそうですよね(笑い)。その時々の監督の好き嫌いで決まっているように見えます」(北信越地区の内野手)

 こんな声もある。

「DeNAは大卒の投手が多く、高卒が入る余地があるんですかね。雰囲気が合わないような気がします」(東海地方の投手)

 いずれも、球児の本音だ。12球団はご参考あれ――。

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