巨人1位・堀田賢慎 花巻東出身の父が青森山田進学に後押し

公開日: 更新日:

「捕るのがうまくて肩も強かったけど、コントロールが悪かった。投手は中学の花巻シニアに入ってから。1年生の試合で投げさせてもらえるようになって、それからです」(郁雄さん)

 中3時にシニアの東北大会で3位に入り、隣県の強豪校・青森山田から声がかかった。有里さんがこう振り返る。

「当初は地元の公立校でノンビリ野球を続けるのかなと思っていました。青森山田に行くなら寮生活。長男(一真さん=23)が東京で就職していましたので、賢慎まで出ていってしまったら寂しくて耐えられない。実は私は反対でした(笑い)」

 一方の郁雄さんは賛成だった。

「花巻シニアの監督、コーチは『本気でやるなら強豪の私立で挑戦してみろ』と言いました。花巻東じゃなくてもいいけど、せっかく青森山田の兜森監督が誘ってくださった。強豪校で勝負して欲しかった」

■佐々木に三振食らって刺激

 岩手県内のライバルの存在も後押しした。あの最速163キロ右腕・佐々木朗希(大船渡=ロッテ1位)である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動