日ハムは得点力アップが課題 おっとりの清宮に奮起を期待
三塁側ベンチからグラウンドに出ると、私の姿を見つけた栗山監督がレフトから走ってきた。相変わらず気配りの人で練習中はよく動き、選手を観察。いろんなスタッフと話し込むシーンが印象的だ。
昨季はマルティネスと上沢の故障でローテが組めず、苦肉の策としてショートスタートを導入した。
「今年ですか? どうしてもローテの谷間ができてしまうので考えている」と監督は言った。
先発投手に苦しみながらも防御率(3・76)はリーグ3位。もう少し得点力(560=リーグ5位)があればと悔やまれる。
「うちは有望な若い選手が多いので楽しみですが、昨年は長打が少なかったですね(93本塁打=同6位)」
監督はこの点も課題にあげた。
そこで期待したいのが3年目の清宮だ。昨季はオープン戦で右手首を骨折。秋にも右肘関節形成術を受け、今は二軍キャンプで調整中だ。守備練習ではスローイングは控えているが、打撃練習では快音を響かせているそうだ。