スピード感なきプロ野球コロナ対策 12球団バラバラの元凶

公開日: 更新日:

 ようやく、一歩前進か。

 8日に行われた12球団代表者会議で、開幕前に全球団の選手、スタッフのPCR検査を行い、開幕後にも1カ月ごとに定期検査をする方針を固めた。検査については選手会も要望しており、真っ当な判断といえるが、それにしてもさまざまなルール作りのスピード感に欠けるといわざるを得ない。

 6月19日の開幕まで2週間を切った今になって、感染者が出た場合の緊急対応策などの詳細を決めているのもそうだが、選手会が提案する出場登録日数の問題は解決には至っていない。

 6月19日開幕の最終決定は5月25日だった。開幕まで約3週間しか時間がないことがドタバタを招く要因になっているとはいえ、コロナ禍による活動自粛期間は2カ月間にも及んだ。その間に詰められることはあったはずだ。

■各球団の思惑

「プロ野球という組織のあり方に問題がある」

 とは、球界OBだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」