コロナ禍でスペイン2部大混乱 香川、柴崎、岡崎の先行きは

公開日: 更新日:

 スペインリーグ2部がスッタモンダしている。

 2部最終節(20日)は計10試合が、現地午後9時に同時キックオフされることになっていた。

 昇格・降格が決まる際の不公平をなくすためだが、日本代表のMF柴崎がプレーするラ・コルーニャの対戦相手フェンラブラーダの選手7人に感染者が出たことで試合延期。他試合の結果によってラ・コルーニャの来季3部降格が決まってしまった。

 元代表MF香川もドタバタに巻き込まれた。所属するサラゴサは2部3位で1部昇格プレーオフ進出をすでに確定していたが、対戦相手の6位チームが暫定6位のエルチェなのか、暫定8位のフェンラブラーダなのか、決まるまで待機させられているのだ。

 6月中旬にリーグが再開されて以降、スペインリーグ1部と2部は感染者も少なく、順調に日程を消化した。1部は19日に、2部は20日に大団円を迎えることになっていた。しかし、ここにきてラ・コルーニャが「試合をやって常にリードすれば他試合の結果に影響を与えられた」と憤慨すれば、プレーオフ進出の可能性を残しているエルチェは「フェンラブラーダは多くの感染者を出したペナルティーとして最終戦は不戦敗が妥当。プレーオフにはウチが出場する」と息巻いている。

 ちなみにスペイン2部ウエスカの元代表FW岡崎には<対岸の火事>に過ぎない。最終節前に来季1部昇格を決め、しかも最終節の勝利で2部逆転優勝まで転がり込んだからだ――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド