式秀部屋脱走騒動で露呈…おかみより必要なのはマネジャー

公開日: 更新日:

 おかみによるモラハラで、力士が集団脱走をした式秀部屋。単に生活指導が厳しかったというだけではなく、「後援者から差し入れされた新米はおかみの家族や知り合いに送り、力士には古米を食わせていた」とも報じられた。

 脱走した力士は部屋に戻ったものの、活動再開は遅れる見込みだ。

 親方の一人が言う。

「式秀親方(元前頭北桜)が今年に入って体調を崩し、おかみが責任感から暴走したと言われているが、あの部屋は以前からおかみが親方を尻に敷いていた。弟子の稽古に口出しをしようが、親方はほぼ黙認だった。こうしたおかみの現場介入でおかしくなった部屋は過去にもある。最近では、旧鳴戸部屋。先代鳴戸親方(元横綱隆の里)が亡くなったあと、鳴戸株を所有する先代夫人は『平幕止まりに鳴戸は継承させられない』と、現在の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)に名跡を継がせることを断固拒否。すったもんだの揚げ句、親方や力士全員、夜逃げ同然で部屋から去り、現在の田子ノ浦部屋を起こした」

 おかみは部屋の裏方とも言える存在だが、協会と雇用関係にはない。その意味で、協会は式秀部屋の騒動に介入しにくい状況だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり