レアルが格下に惜敗…名門の“赤っ恥”は久保にプラスのナゼ
「プラスです」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「久保はジダン体制下でレアル入りしたわけですが、ジダンが続投しようが、解任されて新監督が就任しようが、久保の立ち位置は<将来有望な若手。レアルのトップにふさわしいと判断されたら引き戻される>で変わらない。今回の3部との試合でベテランや中堅の主力級が不出来だったことは、久保にとって追い風となる。そもそもレアルは数年来、世代交代を進める必要があるといわれている。35歳のMFモドリッチ、34歳のDFセルヒオ・ラモス、33歳のベンゼマ、31歳のMFクロース、30歳のアザールら<オーバー30組>を脅かす若手を思い切って登用し、チームを活性化しなければいけない。3部相手の敗戦をカンフル剤として世代交代を進めるに当たり、久保がレアルに復帰してトップ登録される――という状況にもつながっていくでしょう」
久保にとって<赤っ恥→追い風>なのである。