巨人・菅野が3敗目…危険な“ぶっつけ復帰”で払う3つの代償
そういえば、腰痛を発症し、離脱を繰り返した19年もそうだった。菅野は「完治を待てばシーズンを棒に振る診断だった。休むことは簡単。でも、自分の中で完全に休むことはできなかった」と自己ワーストの防御率3.89と苦しみながらも、無理をして投げていたことを明かしている。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)によれば、「肩は難しいが、肘は多少痛くても、ごまかしながら投げられることが多い」と言う。
無理をしているとすれば、開幕まで2カ月を切っている「東京五輪」、今オフの「メジャーリーグ挑戦」の2つの夢を失う危険性をはらむ。何より、契約最終年の原監督が何が何でも取り返したい悲願の「日本一」まで危うくなるだけに、原監督ら首脳陣には慎重な判断が求められそうだ。