阪神ファンがザワついた矢野監督の“熱弁奇行”…ドン底を救った青柳を絶賛後とうとうと

公開日: 更新日:

 雨が降る甲子園で、エースがチームに今季2勝目をもたらした。

 開幕直前にコロナに感染、一軍を離脱していた阪神青柳晃洋(28)が15日の巨人戦で今季初登板初先発。8回1失点の好投で今季初勝利を挙げ、チームの連敗を6で止めた。お立ち台で甲子園の3万人を超えるファンの歓声に「やっぱ最高っすね」と笑顔を見せると、「チームの流れを変える投球をしたかった。勝ちに導けたのが一番」と胸を張った。

 青柳は底抜けに明るい性格で評判。この日も連敗続きでお通夜のようなベンチのムードを払しょくするべく、声を出して鼓舞した。

 昨夏の東京五輪。青柳は初戦のドミニカ戦で中継ぎとして登板し、2失点と炎上した。ネット上の誹謗中傷も目に入る中、その翌日に稲葉代表監督の誕生祝いとして、「ハッピーバースデー」を熱唱。多くの選手、関係者が「あのメンタルは凄い」と驚いたほどだ。

 矢野監督も試合後のテレビ会見で「ヤギらしく落ち着いて投げてくれた」と絶賛した一方、インタビュアーから巨人戦の意気込みを問われると、「ちょっと時間大丈夫ですか?」といきなり、友人の文字職人から貰ったという色紙に書かれた文章について、とうとうと説明。テレビカメラに向かって「せいじさん、ありがとうございました!」とやったものだから、ツイッターなどがすぐ、<ヤバイヤバイヤバイwwwお友達の宣伝しだしたぞ><個人広告ともとれるインタビューがNHK(BS1)に流れました>とザワついた。

 試合前のベンチでも選手に色紙を見せながら熱弁を奮っていた矢野監督。久々の勝利にも、そのメンタルを心配するコメントがあふれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    巨人入り若林楽人「4番気取り」なら新天地でも“塩漬け”不可避…打撃に求められる意識改革

    巨人入り若林楽人「4番気取り」なら新天地でも“塩漬け”不可避…打撃に求められる意識改革

  2. 2
    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  3. 3
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 4
    3選狙う小池都知事は情勢調査「一歩リード」も圧勝遠のき焦り…街頭演説も聴衆スカスカ

    3選狙う小池都知事は情勢調査「一歩リード」も圧勝遠のき焦り…街頭演説も聴衆スカスカ

  5. 5
    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚会員限定記事

  1. 6
    巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

    巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

  2. 7
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  3. 8
    小池知事は都知事選TV討論すべて拒絶…蓮舫氏が街頭演説で暴露し「逃げないで」と訴え

    小池知事は都知事選TV討論すべて拒絶…蓮舫氏が街頭演説で暴露し「逃げないで」と訴え

  4. 9
    永尾柚乃はもはや子役にあらず …すでに「助演女優レベル」の納得エピソード

    永尾柚乃はもはや子役にあらず …すでに「助演女優レベル」の納得エピソード

  5. 10
    高橋一生「ブラック・ジャック」の不安材料? ドクター・キリコ=石橋静河にやはり疑問の声

    高橋一生「ブラック・ジャック」の不安材料? ドクター・キリコ=石橋静河にやはり疑問の声