ベルギー2部デインズの日本人経営陣の語った壮大なビジョンに期待する
日本人にとって欧州のゲートウェイが増える
壮大なビジョンに沿って、今季開幕前にはスタジアム内のロッカールームやトレーニング施設などを改装。最新鋭器具を導入するなど、2部とは思えないほどの環境が整いつつある。
あとは肝心の成績だが、白石監督が退任した後は暫定的にアントニオ・コーチが指揮を執っており、目下テコ入れの真っ最中である。
「近い将来には日本人やタイ、ベトナムなどの選手を補強して1部に昇格し、欧州リーグ(EL)参戦を目指したいと考えています。デインズは2026年がクラブ創立100周年なので、その時には1部に在籍していたいですね。今後はポルトガルや東欧のクラブを買収し、東南アジアにもネットワークを拡大する計画があります」と小野代表は話していたが、いつどのように具現化するのか。
1時間程度の短い訪問ではあったが、ともにプロジェクトを推進する飯塚氏からは野心とエネルギーが色濃く窺えた。
ACAFPのプロジェクトが成功すれば、日本人選手にとっての欧州のゲートウェイが増えることになる。それは朗報だ。今季の戦いのように困難は伴うだろうが、2024年からスタート予定の新スタジアム建設計画含め、今後の展開に期待したい。