豪州がデンマーク撃破し決勝Tへ!カタールW杯ジャイキリ連発に「FIFAランクは詐欺」の声

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 オーストラリアが金星を挙げ、4大会ぶり2度目の決勝トーナメント進出を決めた。

 日本時間1日午前0時キックオフのデンマーク戦。前半はボール支配率33%と苦しい時間が続いたが、後半15分に意表を突くカウンターからFWレッキーが決勝弾を叩き込んだ。FIFAランクはオーストラリア38位で、デンマーク10位。ジャイアントキリングに歓喜の輪が広がった。

 しかし、今大会では見慣れた光景だ。C組初戦でサウジアラビア(51位)がアルゼンチン(3位)を撃破。F組ではモロッコ(22位)がベルギー(2位)を打ち負かし、この日はD組のチュニジア(30位)がフランス(4位)を破った。そして、日本(24位)はドイツ(11位)に歴史的な逆転勝利。世界を驚かせた。

「W杯には魔物が棲む」と言われるが、相次ぐ大番狂わせにネット上では「FIFAランクの詐欺感がすごい」「まったくアテにならない」「6位のイタリアは出場すらしていない」と、FIFAランクを疑問視する声が挙がっている。

 FIFAランクのポイントは、これまで「結果」×「試合の重要度」×「対戦国の強さ」×「大陸連盟間の強さ」を考慮して算出されていた。アジア勢やアフリカ勢は強国との対戦頻度が少なく、ポイントを稼ぎにくい状況だった。18年6月から新方式が採用され、「試合の重要度」×「試合結果-試合の期待値」という算出方法になり、以前に比べて公平になったとされるものの、同年から欧州は4年に1度の欧州選手権に加え、2年毎に開催のUEFAネーションズリーグを導入。よりポイントを荒稼ぎできるようになった。

 今回の結果で分かるように、もはやFIFAランクはアテにならない。移民の人権問題や女性の権利など多方面に波紋を広げるカタールW杯だが、FIFAランクの価値にも一石を投じる大会になったのではないか。

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