札幌五輪招致の賛否問う「住民投票」請願は不採択…立憲系会派までもが賛成しなかった理由

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前市長との「しがらみ」

 地元の関係者はこう言う。

「札幌招致の話は、上田文雄前市長(在任2003~15年)時代に持ち上がったものです。上田さんは旧民主党系の市長で、今も札幌五輪の招致に前向き。立憲系の市議は上田さんとのつながりがあるから反対できないのでしょう」

 ある立憲系の市議は日刊ゲンダイに「上田さんとのつながりは関係ない」と否定した上で、住民投票の請願に反対した理由をこう話した。

「住民投票には、競技が開催予定の帯広市やニセコ町の意見や、投票権のない18歳未満の子供たちの意見が反映されない。また、汚職に談合と東京五輪を巡るマイナスな報道がこれだけ出ている中で実施するのはフェアではない。偏った結果が出てしまう」

「寝言は寝てから」と言いたくなる。むしろ、五輪の負の側面があぶり出されたからこそ、住民投票を通じて市民の意見表明の機会を設けるべきだ。元札幌市職員で、来春の市長選に札幌五輪反対の立場から無所属で出馬する高野馨氏はこう言う。

「請願は一般市民から出されたものですから、『不採択』とするのは、民意を無視したも同然です。せめて『継続審議』という態度を取り、住民投票を将来的に実施できる可能性を残すべきでした。市民の意見表明の機会を奪うことに加担した立憲の態度は、あり得ません」

 さすがに、地元の立憲支援者からは疑問の声が上がっている。このままでいいのか、よーく考えた方がいい。

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