北口榛花 世界陸上女子やり投げ金メダルはゲン担ぎの「蝶ピアス」と「1投目」がカギ握る
世界陸上女子やり投げ決勝に進んだ北口榛花(25)。世界ランク1位で臨んだ今大会はかなり緊張しているようだ。予選の2投目で63メートル27をマークし、通過標準記録(61メートル50)をクリアしたものの、1投目は59メートル04だった。
【写真】この記事の関連写真を見る(10枚)
現地でテレビ中継の投てき解説を担当する小山裕三氏(北口の日大時代の監督)にも「予選はすごく緊張した。1投目はうまく投げられなかった」と漏らしていたという。
「それも当然でしょう」と、小山氏はこう語る。
「今季の北口はダイヤモンドリーグ2勝で、7月のシレジア大会(ポーランド)では4年ぶりの日本新と今季世界最高67メートル04をマーク。世界ランク1位で今大会に入った。各国の記者から『狙いは金メダルでしょう』と言われ、カメラに追われることも多い。相当な重圧を感じているはずです。勝負の時はゲンを担いだ方がいいぞ、何かやっているか? と聞いたら、『蝶のピアスをして金のゴムとピンで髪を結んでいます。そしてカステラを食べる』と言ってました。蝶のピアスは、やりが遠くへ飛んでもらいたいからということみたいです」