「箱根駅伝予選会」に関東以外から11校参戦の波紋…本大会進出は至難のワザ
問題は「その後」だ。
14日に行われる第100回箱根駅伝予選会(東京・立川市)のエントリー57校が2日、主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)から発表された。
今大会は100回大会を記念して参加資格の「関東学連男子登録者」を「日本学生陸上競技連合男子登録者」とし、全国の大学に門戸を開放。史上最多の57校が出場する。関東以外は、北海道から九州まで11校(※)が参戦。憧れの箱根路を目指すことになる。
だが、日刊ゲンダイで再三触れたように、関東以外の大学が本大会に進むのは至難の業だ。
予選会は各校の10人から12人がハーフマラソン(21.0975キロ)を走り、上位10人による合計タイムで争われ、例年より3校多い13校が来年1月の本大会切符を得る。
だが、100回大会の予選会を全国の大学に門戸開放すると発表されたのは昨年6月末だ。全国に散らばる高校の有力選手はすでに関東の大学に進学している。地方の大学が箱根を目指すには、選手集めや強化において、あまりに時間が足りなかった。