スケートボード(ストリート)西矢椛 パリ五輪金メダルへの課題は? 代表コーチが明かす
西矢椛(スケートボード<ストリート>/16歳)
13歳で出場した東京五輪から、身長が5センチ以上伸びた。その進化について、日本代表コーチの早川大輔氏(49)はこう話す。
「手足が伸びたことで滑っているスタイルとしても審美性が高まり、ジャッジへのアピール力が上がっていると思います。体ができた分、ジャッジポイントの一つにもなっているスピードも上がって、滑りの質が良くなりました」
パリ五輪代表の最終決定は2024年6月。上位3人がパリ五輪の出場権を得る世界ランキングは23年末時点で1位。連覇に向けて視界良好……といいたいところだが、東京五輪銅メダルの中山楓奈(18)や、23年6月にイタリアで行われた五輪予選大会を優勝した赤間凛音(14)、同年12月の世界選手権を制覇した織田夢海(17)らライバルも着々と力をつけている。
「24年のパリ五輪に向けて、盤石というわけではありません。日本は代表3枠の争いが世界で最も激しい。東京五輪からスケートボードのレベルが急激に上がっており、みんなが僅差の争いをしています」(早川氏)
西矢が代表入りを果たし、パリで再び金メダルを獲得するための課題は何か。