謎多き北朝鮮の「負けたら強制労働」は事実か、日本の敵情分析力はどの程度なのか
森保一監督(55)率いる日本が2026年に米国・カナダ・中南米で共同開催されるW杯のアジア2次予選で難敵との2連戦を迎える。北朝鮮)と21日に国立競技場で、26日に敵地・平壌で対戦するのだ。謎のベールに包まれている北朝鮮代表の情報分析は進んでいるか? 平壌での試合でアクシデントは起きないか? 13年前の敵地・北朝鮮戦をフリーランスとしてただ一人(記者は6人のみ)、現地取材を許されたサッカージャーナリストの森雅史氏に聞いた――。今回はその【後編】。
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23年8月某日に北朝鮮のサッカー関係者の重鎮から、話を聞くチャンスに恵まれました。
北朝鮮はカタールW杯のアジア予選が再開された21年5月、本国が「コロナの危険性から国境管理を厳しくする」という方針を打ち出し、W杯予選を辞退しました。
昨年夏の時点で「26年W杯の予選には参加予定です」と重鎮は明言していました。さらに「ホームゲーム(26日)は平壌で開催されるでしょう。先に試合(21日)をする日本側が受け入れてくれたら、我々も多くのファンを受け入れるようにしたい」とよどみなく話してくれました。