女子だけじゃない!レスリング日本代表は男子も逸材ゴロゴロ、メダルラッシュの予感
表彰台はもちろん、金メダルラッシュを期待されているのが男女レスリングだ。前人未到の133連勝で本番に臨む女子53キロ級の藤波朱理(20)、連覇を狙う同50キロ級の須崎優衣(24)らを筆頭に金メダル候補がひしめいている。今回の代表メンバー13人は東京大会の12人を上回り、アテネ、ロンドンと並んで過去最多となった。前日本協会強化本部長で、拓殖大学レスリング部部長の西口茂樹氏(58=国際学部教授)がお家芸種目の行方を占う。今回は【男子編】。
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■男子フリースタイル
リオ大会銀メダルで57キロ級の樋口黎(28)が2大会ぶり出場、65キロ級の清岡幸大郎(23)、74キロ級の高谷大地(29)、86キロ級の石黒隼士(24)の3人は初の五輪マットに立つ。
樋口は21年4月の東京五輪アジア予選(カザフスタン)の計量で50グラムオーバーで失格となり、2大会連続出場を逃した苦い過去がある。23年に結婚し、今年2月に第1子が誕生してからは、自覚が芽生えて自己管理もできるようになったという。