原英莉花が国内ツアーをキャンセル、「罰金覚悟」で出場して得たスコットランド女子OPの収穫

公開日: 更新日:

「一日に四季がある」というスコットランドのリンクスは選手の限界を試すような厳しさが特徴だ。

 それを象徴したのが前週の「全英女子オープン」だが、その前哨戦ともいえる「ISPS Handaスコットランド女子オープン」について触れたい。

 今年7月、日本のISPS(国際スポーツ振興協会=半田晴久会長)が、主催の米LPGAツアーと欧州女子ツアーから、前スポンサーの撤退により、「存続の危機」と懇願され、急きょスポンサー(3年契約)になったという経緯がある。半田会長は「リンクスという過酷なコースを経験することで、日本選手の世界レベル向上のお役に立てるのなら」と、スポンサーを引き受けた理由の一端を語っている。

 この大会には、国内ツアーで活躍する原英莉花(25)が、同週の国内ツアー「CATレディース」(神奈川・大箱根CC)にエントリーしていたにもかかわらず、キャンセルして出場(ISPS推薦)した。女子プロ協会に300万円の罰金を払う覚悟で出場を変更した理由について原は、「米ツアー挑戦を目標にするに当たって、リンクスは自分の実力と経験を積むには、これ以上ないチャンスだから」とその決意を語っていた。しかし、現実は厳しいものとなった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  2. 2

    氷川きよし再始動で囁かれるファン離れ“2つの理由”…救いは「信仰」仲間からの強力支援

  3. 3

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 4

    広島1位・森下暢仁は“スーパー幼児”3歳で自転車を乗り回す

  5. 5

    巨人阿部監督は会見拒否…露呈した西舘勇陽の課題は「150.4」→「146.6」のスタミナ不足

  1. 6

    目黒蓮に「目黒いらない」と言われた“過去のトラウマ”…代役から這い上がった苦労人ゆえの重圧

  2. 7

    「Snow Man=めめ以外は演技下手」定着のリスク…旧ジャニのマルチ売りに見えてきた限界

  3. 8

    日本ハム万波中正にメジャースカウト熱視線!「マークする価値ある」と認めた注目ポイント

  4. 9

    大谷は連日の一発、メジャー6人目「40-40」目前…それでも「未来が見えない」根本原因

  5. 10

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様