“暴れん坊大統領”率いるフィリピン その可能性は?

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「アメリカに喧嘩を売る国」古谷経衡著

「フィリピンのトランプ」とあだ名された“暴れん坊大統領”ドゥテルテ。だが、若手保守思想家として売り出し中の著者は「これ以上ない魅力的な政治家」と絶賛。トランプより実績、人格とも数段上とみる。

 ドゥテルテの地元ダバオといえばフィリピンでも折り紙付きの危険地帯とされるが、著者はあえてダバオ行きを決行。目的はドゥテルテの自宅を訪問すること。本書の報告によればマニラで横行するぼったくりタクシーはダバオには皆無。ドラッグは市長時代のドゥテルテが完璧に抑え込み、危険度もヘルシンキなどと同等。アメリカに向かって公然とケンカを売るドゥテルテの度胸こそ日本が見習うべきものと称えている。(KKベストセラーズ 1300円+税)

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