「音楽でメシが食えるか?」富澤一誠・辻堂真理著

公開日: 更新日:

 音楽の仕事には、自分がスターになる表の仕事、作詞・作曲家やアレンジャー、音楽プロダクションなどの裏の仕事がある。

 アーティストを志すなら自分を知らなくてはいけない。著者は歌謡学校の先生から、音感がないから諦めろと引導を渡された。

 もっと自分をアピールすることも必要だ。徳永英明はどうしてもプロになりたかったがツテがない。そこでテレビ局の近くの喫茶店でバイトした。いつも自分の歌を録音したカセットテープを持っていて、「領収書ください」と言われたとき、宛名が業界関係だったらその場でテープを渡したという。

 国民的ヒットが出ない時代に、音楽を目指す人に贈る熱いメッセージ。

(言視舎 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末