今の時代の広告戦略 絵本無料公開が大炎上ってやばない?
今年の1月、「えんとつ町のプペル」をネットで無料公開したところ、大炎上しました。最初は「アンチの人とかが騒いでるんだろうな」くらいに思ってたら、普通の人までが「無料公開なんかしちゃだめだよ」って言ってて。これはやべえと思ったんです。それで新刊の「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」を書きました。軸は「プペル」の作り方と売り方です。宣伝の仕方、売り方、無料化のことですね。
「プペル」は、無料公開してから売り上げが上がったんですね。どう考えたってそうなるんだけれど、ダメだよって人がいてて。例えば、最近でいったらクラウドファンディングをタレントがしてるっていうことでズルいみたいな風潮がありますよね。山田孝之くんがクラウドファンディングしたときも、「タレントはお金持ってるのにズルい」みたいなことを言ってる人もいた。
山田くんのクラウドファンディングって、細かく言うと、あれは購入型のクラウドファンディングです。つまり、「何千円か支援してくださったらこれをお返しします」っていうもの。ただの予約販売みたいな、本を売るときに予約取ってるのとなんら状態は変わってないんです。プラットフォームをクラウドファンディングでやっているだけ。そういうことが分からない人がまだいるんだと思ったんですね。