左とん平さん追悼秘話 ハワイで「聖子ちゃんかわいいな」

公開日: 更新日:

「とん平さんを囲んで、合同取材をさせていただいたとき、『あ、聖子さんだ』との声が上がったんです。松田聖子さんといえば、言わずと知れたワイドショーの主役でしたから、とん平さんを取材していたマスコミも脱兎のごとく、聖子さんの元へとダッシュしてしまったんです。私も申し訳なく思いつつ、その一団のひとりでした。それで聖子さんを取材後、ふと後ろを振り返ると、とん平さんが立っている。『大変失礼しました』と頭を下げると、『聖子ちゃん、初めて見たよ。かわいかったなあ』って。マスコミについて走ってきて、聖子さんを見たって喜んでいるんです。とん平さんを置き去りにした我々マスコミへの文句はひとつもありませんでした」

■喜寿祝いも盛大に

 今はなき新宿コマ劇場の大部屋の喜劇俳優出身。クレージーキャッツやドリフターズのコメディー映画で知られるようになり、1970年代の大ヒットドラマ「時間ですよ」などで名脇役としてのポジションを確立。カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールに輝いた今村昌平監督「楢山節考」(83年)にも出演している。「大岡越前」や「鬼平犯科帳」などの時代劇シリーズ、2時間ドラマでもお馴染みの名バイプレーヤーであった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末