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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

肯定派も否定派も 「歩きスマホレーン」なら納得できる

公開日: 更新日:

「危ないんだよ」ってことで怒っているんだったら、本も新聞もアウト。そっちはセーフにして、スマホはアウトっていうのは、なんか「自分はやってねえけど、最近の若いやつは」みたいなのがちょっと含まれている感じがして、気持ち悪いですよね。

 僕は、歩きスマホ肯定派かというとそうじゃないんですけど、否定派でもなくて。でも、歩きスマホみんなするんだよな、歩きスマホする人は増えるよなと思ったときに、これを禁止するんじゃなくて“歩きスマホレーン”をつくった方がいいんじゃねえのって思う。「歩きスマホの人、この道歩いてください」って。自転車レーンとかって、すでにあるじゃないですか。

 時代の流れを力とか自分の道徳とかで抑えつけようとするのは、基本的に無理ですね。生き物として進化したんだったら、周りがそれに合わせなきゃいけないですよ。

 歩きスマホやっている人って、歩きスマホやっている人に怒んないですよね。前から歩きスマホで歩いてきたなあってくらいで、やり過ごしてる。むしろ、たまにわざと歩きスマホの人にぶつかりに行くおばちゃんとかいるじゃないですか。それで注意する。あれなんかね、気持ち悪いですよね。

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