著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

詐欺被害コーナーはNHK合原アナこと“ばるちゃん”の代名詞

公開日: 更新日:

 “ばるちゃん”こと合原明子(ごうばる・あきこ=33)の代名詞になったコーナーがある。MCを務める「首都圏ネットワーク」で「だまされない劇場で見ていきます」のリードとともに放送されている「ストップ!詐欺被害 私はだまされない」だ。内容は翌朝「おはよう日本」4時台と5時台に再放送。朝早く起きるお年寄りに見てもらおうとの狙いだろう。

 先月26日に放送されたのは「家族の口座凍結に注意!」。埼玉県飯能市に住む81歳の女性宅に郵便局員を名乗る男から「亡くなったご主人の口座が凍結されたので、あなたの口座に移したい」と電話があった。続いて銀行協会職員という男から「確認のためキャッシュカードを預かりたい」と連絡があり、自宅に来た男に暗証番号を教え、カードを渡したところ、80万円をだまし取られてしまった。

 ここで合原は、「郵便局や銀行の人が自宅までキャッシュカードを取りに来ることはありません」と注意を促し、「家族の口座凍結に注意!」とまとめたが、ポイントは2つ。夫の死亡を知っていることと、郵便局と銀行という異なる金融機関を名乗る男が連携していること。前者は調べればわかるが、後者はあり得ない。その点をわかりやすく説明すれば、この回はほぼ完璧だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで