著者のコラム一覧
小松純也プロデューサー

1967年、兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部在学中、「劇団そとばこまち」に在籍。卒業後、フジテレビ入社。19年3月、フジテレビを退社。現在、株式会社スチールヘッド代表取締役。共同テレビジョンのプロデューサーとして活動中。

「何が来ても面白く」がタモリ流 トラブルはヒットの好機

公開日: 更新日:

法則5=あえてアクシデントを楽しむ

 どんなビジネスでも、アクシデントやハプニングはつきものだ。トラブルにどう対処するかで成功、失敗が決まる。

 生放送を手がけるテレビマンは習い性になっているのかも知れないが、「チコちゃんに叱られる!」のプロデューサー・小松純也(52)は、ハプニングを面白がって仕事をしているという。

 小松が初めて生放送のディレクターを務めたのは、「笑っていいとも!」(1982~2014年)である。フジテレビの大人気バラエティーだ。

 小松は「何をやっても許される番組だった」と振り返る。司会を務めたタモリのおかげだという。

「中学のとき、学校に行ってなくて、『笑っていいとも』が始まったときから見ていました。別に屈折してたわけではないですが、学校があまり好きじゃなくて。まさか自分がそのディレクターをやるなんて想像していなかったので、プレッシャーでガチガチになりながら、タモリさんの楽屋に挨拶しに行ったら、『大丈夫だよ、俺が何とかするからさ』とおっしゃってくださって。タモリさんは『何が来ても面白くするから』というスタンスで構えていらっしゃる方だったので、僕らは思いつきみたいな企画でも自由にやらせてもらえた。楽屋でご一緒する機会が割とあったんですけど、不思議な方で、ずっと2人で相撲中継を無言で見ていても、気まずくならない。僕が勝手にそう思っているだけかもしれませんが、本当にステキな方です」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動