著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

朴槿恵前大統領の親族詐欺男性の言葉を信じたばかりに…

公開日: 更新日:

 2014年1月には韓国KBS「開かれた音楽会」や「KBSコンサート7080」に出演して、母国での音楽活動を再開しました。日本からも作曲家の中村泰士さんも駆けつけて、3曲を提供していただき、その年の秋から音楽配信する準備も進めることになっていました。中村泰士先生は1972年の「喝采」と82年の「北酒場」で2度もレコード大賞を受賞するヒットメーカーで、韓国でも“桂銀淑復活のために韓国入り”とマスコミでも報じられました。私たちは熱心なクリスチャンという共通点もありました。

 着々と復帰に向かっている直前に、不思議な事件が次々と起きました。そのひとつがポルシェ詐欺事件といわれるものです。

 この事件で私は20年来の付き合いの男性に騙されたのです。この男性は朴槿恵前大統領の5親等にあたる親族(朴正煕元大統領の2番目の兄・朴相煕氏の次女ゲオクさんの長男)で、金鐘泌元首相夫人の朴栄玉女史は朴相煕氏の娘ですから、血筋としては文句ありません。私はすっかり信用していたのです。この男性の紹介で金元首相とも一緒に食事をしたこともありました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動