若手時代の片岡鶴太郎に漫談を指南した意外な芸人とは?
綾小路きみまろさんです。片岡鶴太郎さんがキャバレー回りの営業をやっている頃に、きみまろさんとキャバレーで出会ったと鶴太郎さんは言います。
「『鶴太郎さん初めまして。司会をやる綾小路きみまろです』って挨拶されて。『僕が最初5分ぐらいしゃべって、それから鶴太郎さんを呼びますからお願いします』って説明されたんですよ。それできみまろさんは舞台に出ていったんですけど、あの名調子でつらつらとしゃべりだしてドッカンドッカン、ウケて5分どころか20分、30分やるんですよ。その後に『さぁそれでは片岡鶴太郎さんお願いします!』って紹介されて、『勘弁してくれよ』って(笑い)」
そこで鶴太郎さんはステージでのきみまろさんの凄さに感銘を受け、漫談を教えてくださいとお願いしたそうです。
「『キャバレーのステージで僕、ウケないんですよ。ネタを教えてください』って。それできみまろさんに夜に電話してネタを聞いたんです。だから、モノマネをやる前の導入部分はほとんどがきみまろさんのネタでしたね」
その後、鶴太郎さんは浅草松竹演芸場の舞台に出演し、ツービート(ビートたけし・きよし)の漫才の凄さを目の当たりにします。