著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<39>「結婚式をするぐらいなら離婚する」早貴被告は断固として拒否した

公開日: 更新日:

 ところが、である。それから3日ほど経って番頭格のマコやんから電話が来た。

■断固として拒否した早貴被告

あのな、早貴ちゃんが結婚式なんてトンでもない。式をするぐらいなら離婚をするって社長からの電話に言い放ったってよ。せっかくお披露目をしようと思っていたのに社長はすっかり落ち込んでしまってな。ヨッシーからも慰めてやってくれませんか?」

 式を挙げるくらいなら離婚をする、という考え方はどこからきているのだろう? 写真を撮られることに対して異常なまでに嫌悪を表したことをすぐに思い起こした。もしかすると顔が出ることによって親や親戚にバレるのを恐れているのかな? と当時は思っていた。実際は、そんな生易しいことではなく、私の想像をはるかに超えていたのだ。

 結論から言うのなら、早貴被告がAVに出演していたことを私やアプリコの従業員全員が知ったのは、ドン・ファンが殺害される1週間ほど前のことだった。また、札幌の美容専門学校に通っていた時に60代の男性をだまして3000万円以上を手にしていたことも、再逮捕で知ることになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド