川栄李奈は「カムカム」で大ブレーク AKB48出身女優の“出世頭”になぜなれたのか?
「タレントパワーランキング」(アーキテクト)でタレントの取材や分析を手がける女優・美少女評論家の高倉文紀氏はこう話す。
「『カムカム~』は、実在の人物ではないので“当て書き”に近い感じで、本人のキャラクターに近い役どころだと感じます。コメディー的な要素も多いのですが、さらに才能が開花したように見えます」
■「うまくいかなくて悔しかった」
卒業後は、まさに女優一筋といった川栄。高倉氏はこう続ける。
「AKB卒業後にインタビューしたとき、グループ在籍中の14年に宮藤官九郎さんのドラマ『ごめんね青春!』に出演した時のことを尋ねると、人気俳優に交じってとてもいい演技を見せていたのですが、本人は納得いってなかったらしく“自分としてはうまくいかなくてとても悔しかった”と話していました。その悔しさが、その後ますます演技にのめりこんでいった彼女の原動力になっていたようです。しかし、普段の彼女はおとなしくて、決して多くを語るほうではありません。『自分はまだまだです』と控えめで、非常に謙虚なんです。常におごることなく、向上心を内に秘めて、一歩引いて自分の内面と向き合っている感じですね。まだまだ伸びていきそうな女優さんで今後が楽しみです」
プライベートでは、俳優の廣瀬智紀(35)と19年に結婚し、現在1児の母。彼女の奮闘に、夫は家事や子供の世話なども率先して協力しているという。晴れて“朝ドラ女優”となった今、ますます活躍の場が広がっていきそうだ。