のんを直撃!「自分は創造する人」と再確認、熱量渦巻く芝居をしたい
スーパーヒーローをやりたい
──舞台のエピソードは?
「えりさんから『私、セリフ飛んじゃうかもしれないから、私のセリフも覚えておいてね』と言われたことがありました(笑)。実際、一度、本番中にセリフが飛んだことがあって、小日向さんがすかさずカバーしたんですが、その様子にお客さんは大笑い。ハプニングを一瞬で笑いに変えるんだから、さすがだなあと、舞台の面白さを再確認しました」
──最近、あまちゃんのロケ地だった岩手県久慈市に、自身が描いたアクリル画を寄贈したり、映画「Ribbon」の脚本・監督・主演を務めたり、さまざまな表現分野に挑戦していますが。
「のんになってから、女優の仕事だけでなく、自分の創作活動を発表していきたいと思って、プロジェクトを立ち上げてきました。その活動を通じて、改めて自分は創造する人なんだ。だからこそファンが応援してくれる。アートは自分が生きていくうえで一番、大切なものだという思いを強くしました。これからもいろんな挑戦をしたいと思います。今やりたいのはスーパーヒーローの役。マーベル映画やDC映画が大好きで『アイアンマン』なんか特に好きです。自分の弱さや痛みが丸出しになっているような、そんなスーパーヒーローがやれたら最高ですね」
(聞き手・山田勝仁=演劇ジャーナリスト)
▽のん 女優・創作あーちすと。1993年、兵庫県生まれ。2016年公開の劇場アニメ「この世界の片隅に」で主人公・すずの声を担当。22年には自身が脚本・監督・主演の映画作品「Ribbon」を公開。舞台は「私の恋人」のほか、21年、松尾スズキ総合演出「シブヤデアイマショウ」、同年、宮藤官九郎作・演出「大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』」に出演。
◆オフィス3○○「私の恋人beyond」(原作=上田岳弘、作・演出=渡辺えり)は6月30日~7月10日、下北沢・本多劇場で上演。